2025年が終わる

9月の頭くらいのある日、マネージャーから突然呼び出され、細かいニュアンスはどう書いていいものかわからないけど、端的に言えばリストラの対象となったっぽいことを伝えられた。
やってた仕事はかなり気に入っていたし、今後も長く続けていきたいなぁと思っていたのだけど、無理して会社に残ってもいいこと起きなさそうだなぁと思ったので、退職することにした。
とはいえ退職までにはそれなりの時間的余裕があるので、その間に次の仕事を見つけたいと当初は思っていた。

で、仕事がなくなるからといって、なんだか人生がうまくいかないからといって塞ぎ込むのもよくないなぁと思って、ちょっと遊びに出かけたところ、その最初の 1 回でインフルをもらってしまい、治り切るまでの間、求職活動にかなり大きい影響が出てしまった。
自分は結構ちゃらんぽらんと生きているけれども、とはいえ妻子ある身であるので、流石にこれ以上インフルやらコロナやらで大きく体調を崩すわけにはいかないなぁと思い、これ以降、次の仕事が決まるまでは大きい外出はしないし、外出せざるを得ないときには、マスクやら手洗いやらにかなり気を使うようにした。

また、曲を書いたり blog を書いたりというのも、求職活動という優先すべきものがあるってところで、無理せずこれらについては一旦諦めることにした。

求職活動、それなりにやったつもりだったが、退職までに次の仕事は決まらず、無職になった。
大学院を卒業してから、なんだかんだでずーっと会社に属してきたので、無職になるのは初めてだった。

働いている間は特に気にせずいたけども、世の中には失業保険というものがあったようで、無職になってから初めてそんな物があるし、そのために給与から毎月天引きされていたと知った。
失業保険の手続きのためにはハローワークに行く必要があるし、最寄りのハローワークもどこなのか初めて知った。自転車でたまにピザを受け取りに行くドミノ・ピザの近くにあった。
ハローワーク(か、あるいはその周辺の仕組)では、就職支援のための学校みたいな職業訓練校と呼ばれるものがあるというのは、身の回りに通ってた人がいるから知ってはいたけど、最近だと IoT のシステム構築とかそういったものも勉強できるみたいで、ちょっと羨ましいな、やってみたいなと思った。

で、12月も中頃を過ぎ、失業保険がもらえるのが確定した頃、ようやく1社から内定がもらえて、年明けから新しい職場で働けることが決まった。
これまで外資IT で Linux やら仮想化やらのサポートをやってきたけど、次でもまぁ同じような感じで外資 IT で OS のサポートをやれることになった。覚えることが山程あってしばらくは大変だろうなぁと思うけど、昔から興味があった部分であるのですごく楽しみでもある。

自分は、自身で応募した会社から内定がもらえてガッツリ踏み込んだわけでもないのでその本当のところってのはよくわからないけど、失業保険・ハローワーク・職業訓練校みたいな仕組みがあるのは、ありがたいことなのではないかと感じた。

今回、仕事が決まったけれど、今回みたいに急にまた無職になるかもしれないし、そういったことが起こり得るという心の準備はできた。
どうにかこうにか、引き続き生きていこう。来年も頑張ろう。