ハウスとヲタクのいい関係を目指す nextream を nextream extend として再開します。

昔、nextream というハウスとアニソンのパーティーをやっていて、その後anihouseというイベントもちょっとだけやったりしました。でも、ここ2年くらい、結婚だったり仕事がどーだったりで手が回りきらなかったのですが、ようやくやるかーという気になったので、nextream を復活させることに決めました。

ちょっと前にイベント用の twitter アカウントを作って、現状まだ、特にこれといった情報もないのに60人近くからフォローをいただき、非常に心強いなぁと思っている所です。
アカウントはこちら。
https://twitter.com/nextream_extend

一応、隔月か3ヶ月おきかに行うレギュラーのパーティーとしてやっていくつもりではあるので、各回の詳細については、 tweetvite などを用いて行っていく予定です。なので、まずは、所信表明であったりとか、毎回おそらく共通であろう事柄、レギュラーのメンバーなどについて、このエントリでまとめたいと思います

趣旨

nextream の時から基本は変わりません。
「ヲタクとハウスミュージックの交差点を考えるパーティー」です。
nextreamをはじめた2009年当時はまだエレクトロハウスなどが今のように一般的になる前だったので、ここでさしている「ハウスミュージック」は、今で言えば「非エレクトロなハウスミュージック」になります。

非エレクトロであることにこだわるのは、自分がそういった音楽が好きだというのもありますが、長時間のんびり過ごせるパーティーでありたいという思いからです。
なので、音楽以外の面でも、居心地のよさを追求した施策をして行き、スタッフと遊びにきてくれた方が一緒に楽しい時間を共有できればなぁと思っています。

レギュラーの面々

DJ

ClothedMusic (https://twitter.com/ClothedMusic)

昔、別の名義で同人活動をしていた時の音が非常に良く、一方的にこちらからナンパしに行った方です。

気がついたら、S&S Records というシカゴにあるハウスのレーベルからリリースが決まっており、これに気づかないままレギュラーDJをお願いしたところ、快諾いただけました。
ちなみに、こちらが、このリリースのデモです。

古くはHipHopのMCやトラックメイクを行っていたようですが、DJはしていなかったようで、実はDJは初めてとのことです。
今回のリリースに限らず、異様にクオリティの高い音を作り上げる審美眼はやはりジャンルをまたいでこそ得られるものなのかなと思っています。
こないだスタジオに入ったり彼のいえに行ったりとかして、DJについてちょっと教えただけで、その日のうちにすっかりそれっぽくなっていたので、イベント当日が楽しみです。

motioncraft (https://twitter.com/motioncraft)

突如soundcloudに、とてもクオリティの高いアニソンのハウスremixが投下されたため、nextreamに興味をもっている方は、かなり衝撃を受けたのではないかと思うのですが、この方にも一方的にナンパを仕掛け、レギュラーDJをお願いできることになりました。

この方も、元はダンスミュージックを含む別のジャンルで長く音楽を続けていた方ではあるのですが、DJ自体は初めてとのことで、やっぱりとても楽しみだったりします。
ちなみに、DJは絶賛練習中のようで、mixcloudなどにmixもアップロードされているのでチェックしてみてください。

ゆんちゃい (https://twitter.com/juncaj_k)

出会いは、新宿Loftで行われた Re:animation 3 のアフターイベントで、「アニソン原曲 as a Dance Music」をまさに体現しているDJを聞き、この人はすごいなーと思っていたのですが、Re:animation 6 ではトリを勤め、その実力をいかんなく発揮していました。
ちなみに、Re:animation 6の出演にあたってこんな文章を書いていたのですが、納得する他ない素晴らしいDJでした。
http://juncaj.tumblr.com/
界隈ではアニソン原曲を綺麗につなぐ方という印象が強いですし、僕もそういった印象を持っていますが、元は(今も?)かっちりとしたハウスDJをしていた方らしいので、nextream extendでは、アニソン原曲/ダンスミュージックにこだわらず色々流してもらえればなぁと思っています。

100-200 (https://twitter.com/100_200)

最初に僕にターンテーブルのさわり方を教えてくれたのはこの方でしたし、DJを本格的にはじめると言って機材を揃えるときに、もう使っていないDJ Mixerがあるからと言って譲ってくれたのもこの方でした。
逆に、DTMを彼に教えたのは僕でした。
出音はハウスからハードコアまで幅広いのですが、ここ数年は、ジャズピアニストである tanigon 氏とがっちりユニットを組んでハウスのトラックを作り続けています。同人での活動が中心ですが、いわゆる成人向けADVゲームメーカーの公式remixも手がけており、遠くに行ってしまったな感がすごいです。
http://www2.rsk-tokyo.com/games/info/musicinfo/keysoundslabel/va20th_anniversary_remixes/
僕がイベントをやるならやはり彼がいないとちょっとどうにもならない気がするので、今回もレギュラーをお願いすることにしました。

tnj (https://twitter.com/tnj)

SNSをやっている某社でなんとかgateという、iOS/Android向け開発環境サービスを作っているウルトラ超人の彼ですが、実はトラックメイクもDJもできるので、やっぱりウルトラ超人なのでした。
勘違い系CDJという音ゲーの曲ばっかりかけるイベントで、ハウスを担当することが多かったりして、やっぱりDJとしてのキャリアは自分より長かったりしますし、昔はnazobmplayというBMS(ビートマニアっぽいPCで動くなにがし)のプログラムを開発していて音楽に対する理解も深いです。
100-200の紹介でも書いたのですが、僕がイベントをやるならやはり彼がいないとちょっとどうにもならない気がするので、今回もレギュラーをお願いすることにしました。

VJ

ぅぃにゃん (https://twitter.com/ui_nyan)

日本を代表する2次元アイコンアルファツイッタラーの1人でありながら、アニメも洋ゲーもその他いろんな物も愛すその懐の広さが然るべくして評価され、外タレDJとの共演やdommuneへの出演を果たすなど、DJとして成長が目覚ましいぅぃにゃん。そんなぅぃにゃんですが、昔はnextreamでVJをお願いしていました。
最近の活動のことを考えれば、いまさらVJを頼むのも気が引けるなぁと思っていたのですが、本人にそれを話したところ、なんと「俺はnextreamのVJだから」というありがたい言葉をいただいたので、VJとしてのお力添えをいただくことにしました。
文化も次元も越えていくぅぃにゃんのVJとその生き様にご注目あれ。

どっしー (https://twitter.com/dot_c)

就職して2年ほど経ったある日、mixiで見知らぬ人から1通のメッセージが届きました。
何やら、自分の書いた星間飛行のremixがすごく好みであることと、紙面のデザインをしていることが書かれていました。
当時の自分は、自分でイベントをオーガナイズしてみたいと思っていたものの、フライヤーをどうしたものかと頭を抱えていた所でした。
僕は、幾度かメッセージを交換し、直接会ったのちかどうかは、もう良く覚えていないですが、彼にフライヤーを作ってもらうことで、nextreamの1回目は無事開催を迎えることができたのでした。
その後、彼は、自分を通じて昔知り合った人と再会したり、VJやDJとしても本当に広く活躍したりしました。本当に会えてよかった。
彼があの日、メッセージを送ってくれたおかげで、今の自分があると言えます。本当にありがとう。

以上、僕が本気で尊敬している面々と、僕と、そして遊びにきてくれるみんなとでnextreamを、またやります。
本当に、よろしくお願いします。

デジタルミキサー EDIROL M-16DXの音場補正機能を使ってみた

最近、知人にEDIROLの M-10DX というデジタルミキサーについている音場補正機能がなかなか良いと教えてもらいました。
で、それは試してみたいなーと思っていたところ、身近に姉妹機種であるM-16DXを所有している人が居たため、お借りして試してみることにしました。

http://www.roland.co.jp/products/jp/M-16DX/
公式HPはここです。見た目がかっこいい。触った感触もなかなかよかったです。

EDIROL M-16DXの音場補正機能概要

EDIROL M-16DX(ないしM-10DX)の音場補正機能には、ルーム・アコースティック・オート・コントロール(以下RACと略す)という名前がついています。
RACでは、ミキサーから発生させスピーカー出力されるノイズを、マイクで録ることによって、部屋の音響特性を計測し、この計測結果を用いてM-16DXが備える16バンドグラフィックイコライザを設定することにより、部屋の音場を補正しているようです。
録音はM-16DXのコンソールに内蔵されているマイクを用いるか、外部マイクを用いるかを選択することが可能となっています。

EDIROL M-16DXの音場補正機能を評価してみる

幸い、我が家には、IK Multimedia ARC2 という音場補正用のソフトがあり、これを基準として、M-16DXがどのように音場を補正しているかについて確認します。

確認方法ですが、M-16DXのRACで補正で行ったうえで、もう一度ARC2で音響特性を計測することにより、M-16DXでフラットに補正した音が、ARC2にとってどの程度フラットでないのかを計測することにします。
なお、M-16DXのRACの計測には、内蔵マイクを用いました。

評価結果

RACの計測を行った後にRACを有効化し、さらにARC2の計測行いました。
その結果がこちらです。
M-16DX-arc
オレンジの線が計測結果です。グラフが二つありますが、左側が左chのグラフで、右側が右chのグラフです。
計測結果では低音が大きくなっていますが、それ以外は+-3db未満に収まっています。
したがって、RACで調整した音は、低音を除けばARC2にとってもほぼフラットであるといえます。

しかし、これだけだと、+-3dbもずれてるなんてグチャグチャじゃんという意見もあるかもしれませんので、比較のために、わたしが普段用いているM-16DXを用いていないARC2の測定データを示します。
arc2
低音では100Hz辺りが-10dbくらいへこんでいますし、800Hzのような中音域においても-6dbといった大きなへこみが見られます。
これに比べれば、RACで補正した音は、低域を除けば+-3dbに収まっており、確かに効果があると言えます。

まとめ

EDIROL M-16DXの音場補正機能には効果があり、IK Multimedia ARC2で測定しても、効果が確認できた。
M-16DXやM-10DXの音場補正機能は、デジタルミキサーに組み込みであるため、動かすためにPCやMACでVSTのホストを動かす必要があるARC2と比べて非常に手軽である。
部屋の中にたくさんの音響機器があり、これらの音を補正したいといった用途には非常にマッチすると考えられる。

問題点

M-16DXのRACの計測を、外部マイクで行ったところ、計測結果が悪化しました。結果がこちらです。
M-10DX-ARC-MIC
なので、計測は内蔵マイクでやった方が良いといえます。
しかし、内蔵マイクがそこそこ大きさのあるコンソールについているため、適切な場所に設定するのが難しいという問題があります。
また、コンソールを持ち運べる距離もケーブルが存在するため限度があり、RACを計測可能なのはケーブルが届く狭い範囲のみという制限があるとも言えます。

また、ディスコンして結構長い期間が経っているため、入手が困難です。さらに、後継機種なども発売されていません。
なかなかいい機材だなーと思ったので、後継機種の発表を期待したいところです。

LaunchPAD S を購入してtraktor用のマッピングを作った(ので設定ファイルばら撒いてみるか)

PCDJに移行して1年くらいが経つのですが、今まで、Novation Dicerを用いて、traktorを2ch操作していました。
歌物(というかアニソンのremix)を中心にmixするときには、それぞれの曲自体に音数が多くて、2chで充分でした。というか、3ch以上使おうものなら、全体的にごちゃごちゃしてきてしまうので、そんなことする必要全然なかったのですが、ここ最近、非歌物でDJしたいなーという気持ちがすごく高まってきました。

で、Dicerだと、3ch以上をを操作するにはなかなか手狭だなということで、多チャンネル操作に向くコントローラーはないかなと考えていたのですが、いろいろ考えて、Novation LaunchPAD Sを購入して、自力でマッピングを書いてみることにしました。

IMG_1933

写真をさらすたびに、部屋が汚いのがばれるようでなかなかアレなのですが、あまり気にせず。。

縦2列ごとに、1chのコントロールに割り当て、4ch分、すべてのチャンネルに平等にアクセス可能になって、考えることが減ってすごくすっきりとDJできるようになりました。

最近は、USB1本で4ch分まとめてミキサーに立てることができるので、条件さえそろえば2ch以上を用いるDJも容易になったなと思います。昔だったらケーブル8本つながなきゃいけなかったわけですしね。

とりあえず設定ファイルはここにおいておきます。

https://github.com/sirrow/sirrow_traktor_launchpadS_4tr_external
(右下のDownload ZIPボタンでDLできます。)

mixingとeffectはミキサーでやると割り切って、トラックの再生、停止、ループ、移動、早回し/遅回し、sync、キーロック、曲選択くらいに機能を割り切ってます。
使う人が居るとはあまり思えないので、説明書きとかはつけてません。解りづらいのは、右の丸いボタンの一番上がshiftボタンになっていること。shift+右の丸ボタン上から2番目でレイアウト切り替え、shift+cue2でcue2の削除くらいのものだと思います。わからなかったら、twitterあたりで聞いてやってください。

問い合わせが多かったらあきらめてマニュアル書きます。

しかし、traktorのmidiコンのセッティングの画面使いづらいよなと再確認しました。
traktorの設定ファイルは基本XMLなのですが、midiコンのセッティングに関しては、値が謎の文字列になっていて人間に読めなくてとても辛い。せめてテキストエディタで編集できればいいのになぁと思うのですが。。
あと、バージョン2.6.6現在、midiコンからブラウザのソートに使う値を選択することができないようで、これもかなり辛い。BPM順とか、キー順とか結構個人的には並べ替えるので。。どうにかならないものかなぁ。。

PS4買ったぞ日記

というわけで、ヨドバシで予約していたのを22日に受け取って、開封は翌日の23日でした。

物としてはこれ。あと、嫁が居るので追加でコントローラーを1個買いました。

knackというゲームが同梱されていて、最初、絵を見たときにはなんかあんまり面白くなさそうだなーって思ってたのですが、遊んでみるとこれが面白い。スパイクアウトとかスラッシュアウトとかに近い感じのアクションでした。

ちなみに、他にも体験版で遊べるゲームとかもいくつか触ってみたなかでは唯一の2人で遊べるゲームで、2プレイヤー側はダメージくらいたいほうだい、死に放題という素敵仕様だったので、「アクションゲーム苦手でも楽しい」(嫁談)との事でした。

あと、ust配信機能とかも使えて、ふむふむという感じ。

今のところはPS4のゲームしか遊べないので、おのずとPS4のソフトの配信しかできないのですが、PSアーカイブのソフトも配信できればいいのになーと思います。もしもできるようになったら、本気でMr.DRILLER遊んでるのとか、配信してみたいなーと思ったり。

他のゲームも映像綺麗で良かったです。

今後の新作ゲームも楽しみだなー!!!

「し」抜きで って何なのさ。(恋愛サーキュレーション考察)

迷惑スペクタクルについていろいろ書いた後、「なんだかんだで花澤さんに縁があるよね」と嫁に言われて、ハッと気づいたのでした。
というわけで、懐かしいついでに
2010年01月29日(金) の自分の日記から転載。

もうこれ書いてから4年も経ったんですねぇ。。

—–以下転載—–

巷で噂の恋愛サーキュレーションに

「し」抜きで いや死ぬ気で!

という歌詞があるんですが、これが何をさしているのかというのをちょっと前に考察したので書いておこうと思います。

「し」抜き とは
ドレミファソラシドの「シ」が無いことをさしているんじゃないかなーと推測しています。

以下検証。

まず、恋愛サーキュレーションの主旋律を適当にシーケンサに打ち込んでみました。

Eメジャーです。

続いて、シが無いのを判りやすくするためにCメジャーに移調してみます。

Cメジャーは、ドレミファソラシド(つまり全ての白鍵盤)で構成されますが
見て判るとおり、シがありませんよ。

というお話だったのさ。

ちなみに、ニコニコで
『「なでしこ」から「し」を抜くと「なでこ」になる』説も見かけましたが、
両方考えて歌詞書いたんじゃないかなーという気がしています。

実際のところどうなんでしょうね。

—–以上転載—–

というのが当時の日記でして。その後、神前さんがmixiでこの解釈で正しいと日記を書いていました。
もう、アニメ鑑賞は死ぬまでやってるんだろうなぁ。って思うよなぁ。。