ARM64 な VM に サーバーの引っ越しをした

今あなたが見ているこの blog の html は ARM プロセッサ上の VM から送られてきているんだ。(唐突)

Oracle Cloud の ARM インスタンスの無料枠に引っ越した

というわけで、海外の VPS (vultr) に乗り換えてから2年くらい経って、なんだか大したことしてないのに結構高くついちゃってるのが気にかかっている状況が割と長く続いていたので、この blog を含む各種サービスを Oracle Cloud の ARM インスタンスの上に引っ越しました。

VM の上では、この blog であったり、ちょっとしたツールを雑に作るための nodered であったり、grafana や chronograf といった可視化ツールを docker-compose で管理して動かしています。この blog には大したアクセスはないし他のサービスは自分しか使っていなくて CPU の負荷は小さい一方、いろんなサービスを動かし続けて置く必要はあってメモリは割りと多く使う状況で、CPU弱くてもメモリがたくさんある、安く使える環境があったらいいなぁと思っていました。

そんな中、 Oracle Cloud では ARM の CPU を 4コア分、メモリは24GB 分無料で使えるぞということを聞きつけ、こりゃあいいと思って、思い切って移行しました。

もともと各種サービスはすべて docker-compose による管理を行っていたものの、 x86_64 で動かすことしか考えておらず、ちゃんと移行できるんだろうかというのがネックでしたが、サーバサイドの ARM64 も出てきてずいぶん時間が経ったせいか、使っていた docker のイメージについては cAdvisor 以外は ARM64 のイメージがあり、MySQL については新しいメジャーバージョンにしか ARM64 用のイメージがなくバージョンを移行する必要があったりもしましたが、おおよそつつがなく移行できました。

昔、docker とサーバーサイドの ARM64 が出て来つつあるのを、自分はほぼほぼ同じタイミングで認識しました。で、イメージが cpu のアーキテクチャにがっつりと依存する docker が流行ったので、docker のせいで ARM64 がサーバサイドで広く使われるようになるのは少し遠のいたようなきがするなぁと思ったりもしたのですが、それから結構経って、ARM64 でも docker がずいぶん普通に使えるようになったことが確認できました。
今や macbook さえ ARM64 な時代ですしね。そんなもんなのかもしれません。

そんなわけで、 ARM1コア 6GBメモリで機嫌よく動いています。
無料の範囲だ。本当にええんか。

今後の予定

引越し後も相変わらず docker-compose でサービスを管理しているのですが、まだARMが 3コア、メモリは18GB 残っていて、かつ k8s のマネージドサービス自体はこっちも無料で使える ので、残ったコアとメモリで k8s の素振りでもして慣れてきたあたりでまたそちらへ引っ越そうかなぁと思っています。
最近、仕事で k8s に触れる機会が増えてきたので、趣味と実益を兼ねてぼちぼちやっていきたいですねぇ。

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