4K モニタを 2 枚買った

27 インチの 4K モニタを買いました。
LG の 27UL650-W というモデルで、1枚あたり4万3千円くらいでした。
電車が人身事故で止まってしまい、仕方ないなといって降りた駅近くにあった電器屋さんで見かけて、ベゼルも狭くてシンプルな出で立ちだし、これいいんじゃないか?って思ってこれに決めました。

https://www.lg.com/jp/monitor/lg-27UL650-W

これまでは、12年ものの 24 インチの WUXGA のモニタを 2 枚、縦にモニターアームを使って積んでいましたが、今回同じように縦に積みました。
12年も使ったんだから、もう流石に新調していいだろうって。

モニターアームは、24 インチから 27 インチに大きくなったんだから、モニターアームも長いものにしなきゃと思ったんですが、実際には長くする必要がなくて、上の方にはみ出してしまってなんか不格好になりました。
これは高さが 70cm あるんですが、60cm くらいで充分足りました。これはちゃんと計算すれば事前にわかったことなので、反省。

高解像度のディスプレイを使ってみて思ったのだけど、パソコンの文字が読みづらいと感じる一端は、解像度の不足だったかもしれないなーって思った。解像度が高いと単純に文字が読みやすくなる。

MacOS で使ってみた

最近 Macbook Pro 13 を買ったので、thunderbolt から hdmi への変換を 2 つ買って、2 枚のモニタに表示してみました。
仮想解像度は、2560 x 1440 くらいが、自分にはちょうどよかったです。
確か、27インチの5KディスプレイのiMacも仮想解像度の横幅が2560だったはずだなので、作ってる側も想定しているくらいの密度なんだろうなーと勝手に思いながら使っている。
画面に出せる情報量が増えて、文字もきれいで読みやすくなったので大満足。

主にブラウザ、vscode、IntelliJ、terminal くらいしか使っていないので、特段困ったことはありませんでした。
昔から高解像度モニタに対応しているからストレスなく使えるなーって感じ。

Windows 10 で使ってみた

Scaling は 175% にして使ってみた。
ブラウザ、vscode、IntelliJ あたりはまともに動く。

Studio Oneもまともにうごく。一部のvstプラグインについては、Studio One 側の機能であるスケーリングがまともに効かない。
普段から使用頻度が高いVSTがうまく動かなかったりするのでそこそこストレスフルだけど、まぁ許せる範囲。

Arch Linux(xfce4) で使ってみた

上記 Windows 10 にインストールされた VirtualBox 上に作った Arch Linux の VM に、以前から xfce4 環境を構築していたものの設定を変更。
設定を変更したのは下記URLに記載のある1箇所だけ。何の問題も生じていなくていい感じ。

https://wiki.archlinux.jp/index.php/HiDPI#Xfce

オーディオ・プラグイン解析ツール Plugindoctor で遊ぼう! を読もう!

学校の教科書にも使われたりしている、とーくばっくを書いたDavid Shimamotoさんの新刊、「オーディオ・プラグイン解析ツール Plugindoctor で遊ぼう!」が近々、ネット通販及び即売会にて発売されます。

コタツは最高だな

リンク
オーディオ・プラグイン解析ツールPlugindoctorで遊ぼう!のご案内 (本の公式ページ)
Plugindoctor (ソフトの公式ページ)
とーくばっく~デジタル・スタジオの話のご案内 (本の公式ページ)

この本を作るあたって少しばかりお手伝いさせていただいた絡みで、一足早く本をいただきました。
David Shimamotoさんの前作であるとーくばっくを読んだ時にも書いたように、この本がどんな物なのか、ということについて、買うかどうかを悩んでいる方の背中を押すため、ちょっと書いてみようと思います。

本の構成

大きく2部構成です。

前半は Plugindoctor で計測可能なデータについての説明が行われいます。
私はこの本が届く前に、Plugindoctor を購入していました。
本が届いてすぐに本の内容を確認しながら、Plugindoctor を使って使用頻度の高いプラグインについて調査を行ないました。
一部計測内容が複雑であり、計測結果の読み方が難しいものはありますが、おおよそ計測可能な項目について理解することができました。
Plugindoctor 自体のマニュアルについては目を通しておらず、計測項目がおおよそ理解できたのはこの本のおかけだなと思っています。

後半は Plugindoctor による調査の結果に対する著者の考察が主な内容になっています。
こういうグラフが出てきた場合にはこういうふうに考えることができるのか、という実例集として非常に役に立つと思います。

この本の良いと思うところ

文面により知識を共有するだけでなく、読者自身がさらに自分の興味に基づいて自身で調査を行うために必要な情報が記載されていることが良いなと思います。
是非、Plugindoctorのソフトウェアを購入して、この本を片手に、普段お世話になっているプラグインたちのことをもっと知ってみてはいかがでしょうか。

自分がよく使うプラグインを実際調べてみた

自分がよく使うプラグインについていくつか調べてみました。
数時間くらいですが結構いろんなことが分かりましたので、こんなことがわかるよ、という例を書いてみようと思います。

  • 同じアナログのEQをモデリングしたプラグインで、同じようなパラメータに設定しても結果が全然違うことが目で見て明らかにわかった。音が違うという印象がもともと強かったが、実際にぜんぜん違うことが明らかになった。
  • アナログEQのモデリングプラグインに音を通しただけで歪みが付加されることが目で見てわかった。また左チャンネルと右チャンネルで歪み方が若干違うことが目で見てわかった。
  • 通すとスッキリすると思っていたアナログのモデリングのEQは、通すと実際に低音がroll offし、高音が持ち上がっていることが目で見てわかった。自分の感覚が計測上も正しいこともわかった。

ほんの触りですが、こんな感じでいろいろわかりました。
どうですか?わかりたくないですか?

まとめ

本と一緒にソフトも買いましょう!
いつも使っているvstを調べてみれば結構いろいろわかる!
感覚と計測データの関係についてもわかるようになって捗る!

オーディオ・プラグイン解析ツール Plugindoctor で遊ぼう!
もうすぐ発売です!

もう一回リンク
オーディオ・プラグイン解析ツールPlugindoctorで遊ぼう!のご案内 (本の公式ページ)
Plugindoctor (ソフトの公式ページ)

とーくばっく ~デジタル・スタジオの話~ を読んだ

このblogエントリで扱っているとーくばっくという本ですが、ほとんど全部分がpdfで無料で公開されました。とりあえず、読んでみるのがいいですよ。

とーくばっく ~デジタル・スタジオの話~ という本(同人誌?)を読みました。

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これまで、おそらく「何かの本を読んだ」、という内容のエントリを書いたことはなかったと思います。なのですが、著者であるDavid Shimamotoさんとtwitterで仲良くさせてもらっていることと、あと、それを差し引いても内容が非常にためになり、かつ、衝撃的な部分もあったので、その感想とか、自分が思うことなんかを、つらつらと書いてみようと思います。

そもそもこれは何の本なのか

世の中には、DTM関連書籍がたくさんあります。自分もそういったものをいくつか読んできました。そういう本には、「これを知っているとすぐに役に立つTIPS集」みたいなものが多く、確かに書いてあることがそのまま役に立ったりします。(役に立たないこともあります。)そういう本は、TIPSがすぐに役に立つ一方で、「なぜそのTIPSが役に立つのか」、あるいは「そのTIPSは本当に正しいのか」という、TIPそのものからもう一歩踏み込んだ理由付けに乏しいことが多いように思います。
このような本を読んでいると、理由付けまで踏み込めていないため、何かのTIPSから派生させて別のことをする、というのが難しいように思います。

今回、このエントリで紹介するとーくばっく ~デジタル・スタジオの話~に書かれているのは、そのようなTIPSに自らたどり着くための、「音とは何であるのか」という知識のうち、特にミキシングやマスタリングに役立つでろう部分です。2017年時点で、DTMにおいて、何らかの問題に遭遇し、その解決に対して有効なTIPSを知らない際に、どうすれば問題を解決できそうなのか、ということを自分で考えていくための、基本的な知識が書かれています。

100ページの本なので何から何まで網羅することはできていませんが、それでも、読むことによって得られる知識は多いと、僕はそう思いました。

また、「音とは何であるのか」ということを中心に書かれているため、製作はしていなくて、ただ音楽が好きだ、という人が読んでも面白いものだと思います。たとえば「ハイレゾって本当に意味あるのか?」って思ってる人とか、読んでみるといいと思います。

製作におけるDAWのビットレートってどうすべきなんだろうか?

この本は、先に述べたようにTIPS集ではないので、どうすべきか、という明確な答えは書いてありません。ただ、それを考える足がかりとなる情報が、実験結果とともに載っています。また、読者が再検証したり、追加の調査を行えるようにするために、実験手順まで書いてあります。

楽曲の音量(音圧)ってどうすべきなんだろうか?

もちろんTIPS集ではないので、こうすべきだ!という明確な答えは書いていないものの、この点については著者からの提案が載っています。
もちろん、こういったことを考えるための、2017年時点における音楽を取り巻く状況がまとめられています。

で、どこで買えるの?

同人誌(?)なので、書店では買えません。

東京ではディスクユニオン JazzTOKYOで、大阪では絵本カフェ holo holoにて購入可能だそうです。
東京にも大阪にも行けないよ!という方は、通販にて購入も可能です。(私も通販で買いました。)
詳細は、こちらのページのご購入方法からどうぞ!

DTMにおける「コンプレッサー難しい」問題に対するVSTオシロスコープという回答

こんばんは。ちゃーりーです。

皆さん、コンプレッサーは好きですか?僕は好きです。なければ困るという意味で、空気や水と同じくらいには好きです。

DTMにかかわらずオーディオのミキシングでよく使われる、コンプレッサーというエフェクターがあります。コンプレッサーは、基本的には、「ユーザが指定したよりも大きな音量が入力されると、音量を自動的に下げて出力する」、という効果を持つエフェクターです。

自動的に音量が変化するだけなので、不慣れな人にとってはその効果が分かりづらく、DTMにおいて効果が理解しにくいエフェクターの1つなのではないかと思います。

わかりづらい原因っていろいろあると思うのですが、コンプレッサーをかける前の波形とかけた後の波形を見比べる機会がそもそも少ないというのが1つの原因なのではないかと思います。特にソフトシンセが主流となった昨今だと、録音して個々のシンセの波形を見ることなく、完成系に持っていくことも可能ですし、そうしてる人ってかなり多いんじゃないかなと思います。

波形は、音量時系列の変化そのものなので、音量の変化を見たければ、波形を見ればいいわけです。

でも、わざわざコンプレッサーを1つかけるたびに録音なりバウンスなりをして波形を確認するなんて手間がかかってやってられません。なので、オシロスコープのVSTを用います。

オシロスコープのVSTは、そもそもDAWに付属していたりしますが、2か所にこれを刺して、両方を見ながら比較するというのはなかなか大変です。世の中には、同じオシロスコープのVSTを2か所以上に刺すと、そのVST同志が通信をして、2か所の波形を1つの画面で重ねて見られるような機能を持っているものがあります。このような機能を持つオシロスコープのVSTには以下のものがあります。

今回はこの中で、見た目がきれいなOszillos MegaScope(のデモ)を用いてみます。

1小節にキックを4回ならしたものに、コンプレッサーをかけ、コンプレッサーの前後にOszillos MegaScopeを刺し、色とか表示とかを調整したあとのスクショがこちらです。コンプの設定もわかるようにコンプも一緒にスクショの上側に収めてます。下側がOszillos MegaScopeの画面です。緑色の線がコンプレッサーを通る前の波形で、赤色の線がコンプレッサーを通った後の波形です。違う波形であるということが目で見て簡単にわかると思います。コンプレッサーによって音量が下げられている、ということが一目瞭然です。

comp

オシロスコープを見ながらコンプレッサーの設定を変えることで、設定が波形にどう影響しているのかというものリアルタイムで確認できるので、各パラメータの値がどう出力に影響してくるのかも容易に確認できるのでとても便利ですよ。

プリンシプルのremixを書きました。

たまこラブストーリーの主題歌、なんですかね。プリンシプルのremixをだいぶ今更ですが、書きました。

たまこラブストーリーは映画館でも見ましたし、Blu-rayも買って何度も見ていたのですが、実はなんでこの曲がたまこラブストーリーという作品に必要だったのか、ということがなかなか腹落ちしていませんでした。

で、なんか2カ月くらい前だと思うのですが、テレビでたまこラブストーリーを放送していたのですが、そのタイミングで、ようやく理解できたので、居ても立ってもいられず、といった感じで書きました。

たまこがらみだと、過去に、ドラマチックマーケットライドとこいのうたのremixも書いたので、お持ちの方はご一緒にお楽しみください。あと、ねぐせのremixを書くと制覇したみたいになりますね。

お持ちでない方で聞きたいぞ、という方は適当にご一報を。

素敵です。たまこラブストーリー。

 

なんか、もうちょっと適当に高頻度で日記書いていきたいですね。