録画システムChinachuにChinachu以外で録画したファイルを管理してもらう

こんばんは。こんばんは。ちゃーりーです。

Chinachuいい感じなのに昔録ったファイルの管理ができなくて辛い

先日のエントリで、録画用のLinux入りPCを新調して、新しい環境ではChinachuという録画システムを使うことにしということについて書きました。

Chinachu のインタフェース好きですし、トランスコーディングしながらストリーミングもしてくれたりするのでとても便利だなーと思いながら日々使っています。
しかし、以前の録画サーバでepgrecを用いて取り貯めた動画は、Chinachu の管理外にあって、Chinachu で取り貯めたものと一緒に検索をかけたりできないですし、トランスコーディングをしながらストリーミングしてくれるみたいな便利機能も使えないですし、結構辛い。出来れば、過去に取り貯めたデータも Chinachu で一緒に管理したい!よね!

一緒に管理できるようにしてしまおう

というわけで、嫁さんが布団に寝そべってPersona Qを遊んでる隣でごろごろしながらノートPC開いて、既存ファイルを Chinachu の管理下に追加するパッチを書きました。Javascriptなんてろくすっぽ書いたことないし、とりあえず動けばいいだろうみたいなとても低いモチベーションで書いたので、色々ひどいですが、とりあえずgithubに上げておきました。

https://github.com/sirrow/Chinachu/tree/addrec

$ ./chinachu addrec -file 録画済ファイルのパス

ってするとそのファイルをとりあえず2000年1月1日の0時から30分間録画されたって情報付きで録画済ファイル情報に追加します。

同じことで悩んでた!渡りに船だ!という珍しいお方は、上記コマンドを実行すると chinachu/data/recorded.json だけを弄るはずなので、このファイルだけでもいいのでバックアップ取ってから試してみるようにしてください。

制限事項は山ほどあります・・・

  1. IDをランダムに作っていて、そのIDの物が既にあるかどうかなんて確認してないので衝突するし、衝突したら変な挙動するはず。
  2. 録画した日時が2000年1月1日 0:00になる。録画時間は30分になる。
  3. フラグとかも検出してくれない。

とかとか。。なんか多分ほかにも変なところたくさんあります。
あと、関数とかサブコマンドのネーミングセンスも悪いけど、直すのもなんだか面倒なので。
それに、chinachu と app-cli.js の中にコード追加しちゃったけど、これくらいシンプルだったら1ファイルで完結する別のツールにした方がよかったかもなー。 recorded.json に情報足すだけですし・・・

本当はファイル名から日付や録画開始時間をパースしたり、ファイルサイズや中身を確認して録画時間推測したりとか出来るともっとかっこいいとは思うのですが、

Chinachuに録画ファイル無理矢理追加したスクショ

昔録画したファイルと、Chinachuで録画したファイル、まとめて検索できるようになったし、まぁいいか!

intelの4コアatomの乗ったPCを3万円くらいで組んでTV録画マシンに仕立てた。という雑文。

これまで、atom330という2008年ころのatomのベアボーンにfedora17+epgrecを適当に突っ込んで録画サーバに仕立てていました。で、去年の夏あたりからおそらく熱で勝手に電源が落ちてたりしたのでどうにかしなきゃなぁと思っていました。とはいえ、最近までいい感じに耐えてました。でも、この5月末に気温の上昇のせいかどうかはよくわからんのですが、一日に何度も落ちるようになってしまいました。なので、ああ、もうこれは新調待ったなしだなと思って思い切って新調しました。

新調に当たっては、やっぱり電源をつけっぱなしにするものなので、消費電力は小さいに越したことないし、atomで組んでみることにしました。

っていうかatomいいじゃん。かっこいいじゃん。atom。

ハードウェア構成

最近、intel windowsのタブレットが普及する要因をつくったbaytrailのデスクトップ版であるCeleron J1900で行こうと兼ねてから思っていたので、これを用いてざくっと組んでみました。
ちなみに、録画には、PT3を使うことにしました。

部品 商品名 大体の値段(100の位切り上げ)
マザボとCPU Celeron J1900 Mini-ITX Q1900B-ITX 10,000円
メモリ SO-DIMM PC3-10600 4GB 4,500円
HDD WD Green 3.5inch IntelliPower 2TB 8,500円
電源とケース IW-BL634B/300B 8,500円
地デジキャプチャーボード PT3 12,000円

しめて 43,500円。
キャプチャーボードがなければ31,500円でatomとはいえ4コアのマシンが組める時代ですよ。すごい。
ちなみに上記価格は3桁め切り上げていたりとか、、ケース+電源はPT3使用時特有の事情があって、ちょっと高いものを選ばざるを得なかったとか、HDDも1TBで十分だったりとか色々値段が上がる要素があります。で、削れるところをちくちく削っていけば25000円弱で組めるところまで確認ました。ほんといい時代だなぁと思います。

ちなみに、PT3を使うときにはケース側にPCIカードを刺す拡張スロットがあるケースを買わないといかんのです。小さいケースはこの拡張スロットがないものが多いので、これだけでぐっと選択肢が減たりとか値段が上がったりとかしてちと辛い。

ICカードリーダーは元の録画マシンで使っていたものを転用。ちなみにこれです。
日本国内だとすごく入手性がいいやつ。

ソフトウェア構成

最近foltiaの社長さんと知り合いになったので、録画マシン組み直しの際にはfoltia anime lockerを使いたい!って思っていたのですが、現行のfoltia anime locker version3はCentOS 6.4ベースで結構古め。回避方法があるかどうかはよくわからないのですが、インストーラーが上がって来ませんでした。USBの割り込みがうんぬんとか言って。ちなみに、CentOS 6.5のインストールもとりあえず試してみたものの、こっちもダメでした。

時間があれば腰を据えて原因究明といきたい所なのですが、自分がオーガナイズしているパーティーが近くて、それの準備だとかremix作りだとかもあって、あんまり時間をかけてもいられなかったので、とりあえずfoltia anime lockerについてはここで断念。

気を取り直して、debian 7.5(Wheezy) + chinachu で組んでみることにしました。
基本、chinachuのインストール手順どおりでいけましたが、libccidにちょっとした修正が必要でした。

http://baalzephon.no-ip.org/tech/index.php?Linux%2F%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93%E9%96%A2%E9%80%A3%2Flibccid

あとはなんかすんなり行った。よかったよかった。

で、適当にmediatomb設定して、iPadやらから見られるように。

結果

いろいろ快適です。
chinachuにはavconvを用いてトランスコーディングしてくれる機能もあるのですが、この機能は性能的にぎりぎり使えるかな?という感じ。

思うこと

foltia anime locker 使いたかったけど、使えなくて残念でした。
fedoraベースだと、年がら年中ユーザにアップデートを要求することになるのでキツいのはよく分かるけど、CentOSベースも新しいハードウェアになかなか追従できなくて大変だなぁという気がしました。RHEL6.0リリースが2010年ですしねぇ。
とはいえ長期に使い続けることを考えると、10年間アップデートが行われるRHELベースであることが重要ってのも分かるけどー。わかるけどー。

製品へLinuxを適用する際の難しさみたいなものを、休日にもかかわらずモロに受けてつらかったです。

とはいえ、atomで録画マシン組みたいって思ってる人は自分以外にもたくさん居そうだし、使えたらいいのになぁ。実はちゃんと使えます、とかだったら、いいのになぁ。。

YLUG(Yokohama Linux User Group)のカーネル読書会で喋ってきました。

昨日、5月2日に(Yokohama Linux User Group)のカーネル読書会でプレゼンしてきました。

内容としては正直あんまりたいしたことなかったので特段スライドをアップしたりとかはしませんが、LKFTをよろしくお願いします、というないようでした。

http://lkft.sirrow.info/

Linux Kernelには日々昨日が追加されていくし、それを全部追いかけるのはなかなか大変です。
LKMLという公式のメーリングリストもありますが、流量が多いのでこれを追いかけるのも辛い。
で、Linuxは新しい機能が増えると、その機能を有効にするかどうかみたいな設定項目が増えるので、その増分をblogに自動postすればPCからでもスマホからでも観られるし、便利ですよねぇ。という発表でした。

「カーネル読書会」という名前に見合わないようなカジュアルな内容でしたが、非常に評判がよくて、楽しかった。もうちょっと色々工夫して便利に出来ればいいなぁと思えてきました。

お酒のみながらいろんな人と喋れたし、本当に楽しかった。行ってよかったなぁ。

あと、twitterのbotないの?って言われたので作りかけだったの、作りきりました。

http://twitter.com/lkft_bot

HHKBは矢印キーがなくて使い辛いわけでもemacsやviで使うことを想定していて硬派ってわけでもないと思う。

HHKBが好きで、googleでHHKBと検索しては、HHKBを扱っているblogなんかをニヤニヤと眺める日々を送っております。
そういったレビューを見ていると、

  • 矢印キーがなくて使い辛い
  • emacsやviで使うことを想定していて硬派

みたいなことが書いてあるわけです。

で、
やっぱり矢印キーがあるRealForceにしました! とか
矢印キーあるが日本語のHHKB Pro 2 にしました! とか
HHKB Lite 2 にしました! とか

書いてあるわけです。。

僕は、それって違うと思うんですよ!

むしろ、HHKB(英字)のFnキー押しながら使うあの矢印キーは、
これはこれで超使いやすい
って思ってます。

これが、HHKB Pro 2 のキーマップです。

ぱっと見、Fnキーも、同時押しで使う矢印キーも変な場所にあるなぁという気分になると思います。
だけど違う!そこが間違っている!

右手の小指でFnキーを押すと矢印キーがちょうど人差し指と中指の場所に来ます。

ちょっと右手を移動させて小指でFnキーを押すだけで、人差し指と中指で矢印キーが操作可能になるのです!

なるほど!と 思いませんか?!
これは楽だ! 思いませんか?!

思いますよね!

vi派やemacs派、コマンドラインで日常生活を過ごす人にとって矢印キーなど不要で、それを取っ払ったHHKBはかっこいい。確かにそうかもしれません。
しかし、矢印キーが必要なアプリケーションを使用する場合にも、まったく困らない。
いやむしろ矢印キーは押しやすい場所にあるんだと、あなたももう気づいたはずです!

さあ!みんなでHHKB Pro 2(英字)を買いにいこう!

第八回 カーネル/VM探検隊で3回喋ってきました。

https://sites.google.com/site/kernelvm/ima-made-no-matome/di-ba-hui-kaneru-vm-tan-jian-dui

4月13日に カーネル/VM 探検隊というカーネルやらVMやらの勉強会で3回ほど喋ってきました。

あと、この日は、Re:animation vol.5 もあって、スタートから1時間半ほど、こっちにも遊びに行ってきました。

http://reanimation.jp

で、この日の twitter の日本のトレンドに、#kernelvm も #reani_dj も上がっていて、俺が日本のトレンドだー!みたいな気持ちになりました。