修理について
Logicool MX Master 2 という、在宅勤務でつかっているマウスが故障した。
壊れ方としては、親指のボタンが埋まったままとなり、親指ボタンが埋まっている間はカーソルが一切動かなくなると言うよくあるもの。
オフィスであれば、パソコンに最初から付いてきたマウスが棚の中で眠っていてそれをつかって急場を凌ぐ、ということもできたんだとは思うけれど、あいにく1年半ほど在宅勤務が続いていて、そうもいかない。
なので、MX Master 3 を買った。
で、MX Master 2 は修理してみることにした。
修理は、MX Master 2Sの親指ジェスチャーボタンの故障を修理してみた の内容に準じて行った。
修理にあたっては、必要なトルクスドライバーを含むドライバーのセットを amazon で買った。900円しないくらいだった。
結果としてはしっかり治って、DTMやゲームのためのPCにつかっている。
新しく買った MX Master 3 は仕事環境用にした。
MX Master 2 と 3 を使った感じの比較
最初は触った感じ結構形状が違うなって思っていたんだけど、仕事中は 3 を、プライベートでは 2 を、毎日それなりの時間交互に触るのを続けていたら、気にならなくなってきた。
MX Master 3 ってまた MX Master 2 (あるいは初代 MX Master) と同じ壊れ方するのか?
Logicool の MX Master シリーズは、1 万円以上と結構いい値段がする。
で、実はこれまでに何台も MX Master シリーズを買っては故障させている。
なので、今回 MX Master 3 を買うときにも、また壊れたら嫌だな、とか壊れやすいのに値段が高くて辛いなとか思ったのだけど、おそらく、MX Master 3 では、従来のもので壊れやすかった部分について対策がなされており、少なくとも従来と同じ理由では壊れなくなっている。
自分が体験した(そしてよくネットで見かける)初代 MX Master 及び MX Master 2 の壊れ方には以下の 2 種類がある。
- 親指ボタンが埋まってマウスカーソルの操作が不能になる(今回のパターン)
- スクロール用のホイールがフリー回転にならない
上記 2 種類の故障は MX Master 3 では発生しないと考えられる。
MX Master 3 では、親指ボタンが埋まってマウスカーソルの操作が不能になることはなさそう。
初代 MX Master 及び MX Master 2 では、ラバー素材でできている親指ボタンが、長期の利用に伴い伸びてしまい、これが、外側のフレームに当たるようになり、押し込んだ際に戻ってこなくなるという故障が起きる。
親指ボタンを押している間はカーソル操作が不可能となるのですごく困る。
MX Master 3 ではこの故障は起きない。
MX Master 3 の親指ボタンは、引き続きラバー素材が用いられているが、親指ボタンの外側にフレームがないので、伸びてしまったとしても当たるものがないためである。
MX Master 3 では、スクロール用のホイールがフリー回転にならないことはなさそう。
初代 MX Master 及び MX Master 2 では、ホイールのフリー回転の切り替えは、モーターの回転で行っている。
詳細は、Logicool MX Master 2s を自分で修理するに詳しい。
このモーターの動作がうまく行かず、初代 MX Master 及び MX Master 2 では、ホイールをフリー回転に切り替えることができないという故障が起きる。
MX Master 3 ではこの故障は起きない。
MX Master 3 では、モーターを使ったフリー回転への移行の機構が廃止され、磁気を使った機構へ変更されたためである。
まとめ
MX Master 3 では、 MX Master 2 まででよく壊れていた箇所について、機構の変更が行われている。
少なくとも MX Master 2 まででよく壊れていた場所が同じ壊れ方をすることはないし、良さそう。
MX Master 3 と 2 でどちらを買うか悩んだら、壊れづらいと考えられる 3 がおすすめ。